与論小5年生と那間小4・5年生 海洋教育授業「サンゴ経過観察」
ヨロンのサンゴを守ろう
与論町漁協とプリシアリゾートのご協力をいただき、海洋教育/ゆんぬ学「サンゴ経過観察」授業を実施しました。(R6.12.4に与論小学校5年生、R6.12.5に那間小学校4・5年生)
まずは、今回の地域サポーター/講師の与論町漁業協同組合の箕作広光さん、サポートの山下歩夢さんにご準備頂いたスライドを見ながら「与論島近海のサンゴについて」「与論町漁協での取り組みについて」などのお話を聞きます。
その後、プリシアリゾートの伊佐キャプテンからグラスボート内での注意事項を伺い、各自ライフジャケットを着用して出航の準備を整えました。グラスボートは船底がガラスでできており、海底を観察するためのボートですので、誰でも気軽に海中散歩を楽しむことができます。サンゴや魚を見つけるたびに歓声を上げ、友人同士で教え合っている様子がとても楽しそうです。
残念ながら、今年の8月以降の海水温の上昇により、これまで順調に成長していた増殖体験用のサンゴが全滅してしまいました。そのため、当初計画していたサンゴの増殖体験を行うことが難しくなり、今年は経過観察のみの授業に変更いたしました。しかし、このような状況を目の当たりにし、自然の脅威を実感することも重要な学びとなりますね。サンゴの中には白化が進んでいる部分も多いですが、元気に生きている姿も観察することができました。
この美しいヨロンのサンゴを保護するために、私たちに何ができるのかを考える良い機会が今日の授業で得られたのではないでしょうか。