令和5年度卒業 Aさんのイメージ
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令和5年度卒業 Aさん

与論高等学校

部活:バレーボール
趣味:韓国語、音楽・映画鑑賞、LEGO制作

「ゆんぬ」で探究した「テーマ」や「きっかけ」を教えてください。

2、3年生で設定したテーマは「与論島の防災 高齢者が津波から逃げ遅れない地域づくり」です。
もともと防災が好きでしたが、テーマを設定する段階では防災かSDGsにしようか迷っていました。何気なく母に相談した際に「自分が好きな方にした方がいいよ」とアドバイスをもらい「防災」をテーマに探究することを決めました。

「ゆんぬ」での取り組みを通して感じた「自分の変化・影響」を教えてください。

これまでは、アイディアを思いついても自分の中で「できない」と思ったり、まず「できる」と思って動いていない部分がありました。「ゆんぬ」「サイエンスキャンプ」での経験を通して、自分が興味があることを人前で話し、助けてくださる人を見つけて一緒に解決していく「行動力」、自分が考えていることを「表現する力」が付いたと感じています。
これまでは学校の中だけで一緒に取り組む人を探していましたが、緊張はしたけれども大人の前で自分の考えを表現したことで行動範囲が広がり、課題解決のアイディアへ繋がったと考えています。
サイエンスキャンプにも参加しました。東京大学・大気海洋研究所では、現場にいらっしゃった方々が全員英語で会話していたのがとても印象的でした。将来、国際関係の学部に行きたいと考えていましたが、違う学部でも英語を使う機会があることを知りました。そうであれば、今後は言語を学ぶというよりは自分が興味があることを学び、そのことについて多くの人と会話したいと思うようになりました。進路への考え方も変わり、今後「防災」についてを学びたいというきっかけにもなりました。

今後の進路や夢を教えてください

将来、与論島に帰ってきても、帰ってこれなくても、「防災」をメインで島のためになることをしたいと考えています。間接的でも、島に貢献する方法を今は探しています。
今後海外も含めて色々な地域に行き、自分の目でたくさんのことを見てきたいと思っています。楽器にもチャレンジしてみたいです、お琴とか。音楽が好きということもあるけど、音楽は言語がいらないってとこにも魅力を感じています。

「私から与論島へ」メッセージ

探究活動で調査する時、インターネットを使う機会が多いと思いますが、私はインタビューに行って、直接お話を伺いました。そうしたことで、その人が「なんでこの決断に至ったのか」という過程も知ることができました。
苦労としては、色々やりすぎて、まとまりがつかなくなったり、どうしていいか分からなくなったこともありました。私の場合、人と会話する中で整理をしていくので、色々な人に話したり、聞いたりしました。自分で話している内容を録音して、聞いてみたりもしました。どうやったら自分の伝えたいことが伝わるのか、伝えようとする過程で整理していたと思います。

テーマ探しのコツ

”YouTube”の「かばんの中身紹介」から「防災バック」にたどり着いたそうです。皆さんも何気なくみている動画に”自分の好き”が隠れてないか、探してみてください。

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