new 2025年4月23日

与論高校 探究シンポジウム2025 開催

〜自分と地域の未来を繋ぐ探究の一歩〜を踏み出す機会へ

令和7年4月18日、与論高校にて「探究シンポジウム2025」が開催されました。

本シンポジウム前半では、探究活動の進め方やフィールドワーク準備のポイントについての講義に加え、地域サポーター4名によるパネルセッションを実施。実体験を交えた実践的なアドバイスと、インタビューを受ける立場から見た心構えや準備・マナーの重要性など、多角的な視点での学びが提供されました。

さらに、鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターとの連携による新たな取り組みとして、地域課題をテーマに生徒が主体的に価値を創造する「価値創造ゼミ」の開始が正式リリースされました! 後半は、東京大学大気海洋研究所の協力を得て実施している「サイエンスキャンプ」の3・4期生が活動内容を共有、次の世代への刺激となりました。

シンポジウムの目玉イベント「探究ワールドカフェ」では、地域サポーター21名が参加し、生徒と地域住民が世代を超えて対話を交わしました。話題は、与論で“誰かにありがとう”と言いたくなる瞬間や、“育ってよかった”と感じる経験、“未来に残したい与論の良さや風景”、“もっとこうなったらいいのに”という地域への願い、そして“自分にもできそう”と思える地域での行動について。 2・3年生が各テーブルのファシリテーターを担い、対話の質を高める進行力を発揮しました。参加者からは、「生徒たちの成長が年々感じられ、探究の進化を実感できた」との声も聞かれました。 本シンポジウムは、地域と学校、学びと実践、人と人をつなぐ場として、生徒たちの主体的な学びと地域連携の未来に向けた確かな一歩となりました。