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令和7年度卒業予定Oさんのイメージ
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令和7年度卒業予定Oさん

与論高等学校

部活:バレー部 趣味:アニメ、漫画、音楽を聴く

ゆんぬでの探究テーマと、その探究テーマを設定した背景(理由)を教えて下さい。

父が建築士で毎日夜遅くまで仕事をして、倒れるように家に帰ってきていました。その負担を少しでも軽減してあげる方法はないのかなと思ったのが一番最初のきっかけです。
また、もともと1年生の時は人口を増やすために移住者を増やすというテーマで探究していました。調べていくと、移住者が住む家が建てられないという「住居問題」があって、なかなか移住者促進の取り組みが進められていないことが分かりました。この問題を建築士の人材不足という視点で解決したいと思い、「与論島の建築業における人材不足の解決」をテーマに探究をしました。

ゆんぬでの取り組みを通して感じた「自分の変化や影響」を教えて下さい。

私はゆんぬでの探究をする中「結局自分みたいな高校生が解決できる問題じゃない。意味が無い。」と思いながら調べていることも多々ありました。
そんなやる気のなかった私が実際にゆんぬの探究を実際に行動を移してみて、自分みたいな高校生が行動を起こすからこそ意味があるんだと思えるようになりました。
正直、今回のワークショップだけでは直接的に建築の人材不足解決できる訳ではないと思います。それでも、建築の人材不足を解決したいと思い、行動を起こしている高校生がいると、沢山の人に知ってもらえるだけでも価値がある。あの人がこの前ワークショップをしてたから、僕たちもできるかもしれないと中高生の探究の参考にしてもらえるだけでも価値がある。そういう小さな価値が積み重なって、大きな価値を生むんじゃないかなと思っています。

今後の進路や夢を教えて下さい。

この職業になりたい!という明確な夢はまだ決まっていません。総合型受験で地域創生を学べる大学に合格することができたので、そこで自分のやりたいことを見つけていこうと思っています。
夢が決まっていないのに地域創生を学べる大学を選んだのは、やることを1つに絞りたくなかったからです。
地域創生は地域のことはもちろん、環境学や心理学、社会学、データ活用、異文化交流など他にも様々な幅広い学びができます。幅広く学び、多くの経験を積み、視野を広げることで、将来自分のやりたいことの選択肢が増えたらいいなと思って選びました。
今はなんとなく、色んな人と話したいなーと思っているくらいです(笑)

「後輩」や「与論の方々」へのメッセージをお願いします。

色々な人が同じことを言ってると思いますが、やはり「行動すること」が一番大切だと思います。行動への第1歩を踏み出せるかどうか。この1歩が踏み出せたら、あとは大変ですが進むしかないのでスタスタ歩けます。
しかし、どうしてもこの1歩が重いと感じてしまうのはとても共感できます。「どうやったらいいのか分からない」「その後が面倒くさそう」「そんなに時間がかけられない」こんな風に思っていませんか?分かります。
でも、担任の先生や地域サポーターの方に相談したら、快く手伝ってくれます。私は受験期の夏休みを使って約1ヶ月弱で企画から実施まで行ったので、スマホを見たり、ゲームをする暇があるなら時間は十分にあるはずです。
与論島で育っているということだけでも、あなたのアドバンテージになります。与論でしかできないことを今やりましょう。応援しています。