2025年9月30日 new

水素の力で未来を考える!那間小学校で特別実験授業を実施

2025年9月29日 9:20-11:10
那間小学校6年生教室
児童8名

那間小学校の6年生を対象に、「水素エネルギー」をテーマとした特別授業が行われました。

講師は、九州大学 水素エネルギー国際研究センターの西原正通教授。地球規模の課題と未来の技術を、小学生にもわかりやすく伝える貴重な機会となりました。

🌏 エネルギー問題を“自分ごと”として考える

授業の前半では、「地球温暖化の現状」「再生可能エネルギーの必要性」「水素エネルギーとは何か」「これからの可能性」などについて、西原教授が丁寧に解説してくださいました。

身近な事例を交えた説明に、子どもたちは真剣な表情で耳を傾け、「エネルギー問題は遠い世界の話ではなく、自分たちの暮らしとつながっているんだ」と実感している様子が見られました。

🧪水素をつくって、電気を流す!ワクワクの実験体験

後半の授業では、実験に挑戦!

児童一人ひとりに配られた専用キットを使って、水素エネルギーを実際につくり出し、その水素の力でオルゴールを鳴らすという体験を行いました。

オルゴールは2種類の曲が用意されており、「こっちの曲だ!」「私のは違う!」と、互いの音を聴き合いながら楽しそうな声があがっていました。自分の手で“エネルギーを生み出す”ことを体験し、子どもたちは科学の面白さと可能性を肌で感じていたようです。

 

💡 好奇心が広がる!未来への問いが生まれた時間

授業の最後には、「九州大学にはどうやったら入れるの?」「九州大学はサッカーが強いですか?」といった質問が飛び出し、水素エネルギーというテーマをきっかけに、子どもたちの関心が広がったことがうかがえました。

知識として学ぶだけでなく、「なぜ?」「もっと知りたい!」という探究心が芽生える時間となった今回の授業。一人ひとりの“好奇心のスイッチ”が入る瞬間が、次の学びへとつながっていくのかもしれません。

🌱 学びを未来へ ― 科学がつなぐエネルギーの可能性

未来のエネルギーの主役として期待される水素。今回の授業では、その基本を学び、実際に「つくる・使う」という一連のプロセスを体験することで、子どもたちは科学と自分たちの暮らしのつながりを実感しました。

「地球のために自分たちにできることは何だろう?」

「これからの与論島のエネルギーはどう変わっていくといいのだろう?」

 

子どもたちが抱いたそれぞれの問いを、自らの言葉と行動で探究していくことを願っています。

今後も「ゆんぬ学」を通じて、学びが広がり、深まり、未来をつくる力へとつながっていくことを期待します!