2025年8月11日 new

価値創造ゼミ、夏期合宿で飛躍!鹿児島大学でアイデアを具体化する3日間

2025年8月1日〜8月3日
鹿児島大学 南九州・南西諸島域イノベーションセンター
与論高校1年生6名

与論高校の総合的な探究の時間「ゆんぬ」の中で行わている「価値創造ゼミ」の生徒たちは、探究活動をさらに加速させるため、鹿児島大学南九州南西諸島域イノベーションセンターで夏期合宿を行いました。大学の専門的な知見を学びながら、地域課題解決に向けたアイデアを具体化する3日間の学びを得ました。

■「アイデアの具体化」と「価値創造プロセス」を体験 この合宿の最大の目的は、生徒がこれまでに考えてきたアイデアを具体化し、その必要性を伝えるためのプロトタイプ(動画)を作成することです。また、アイデアに対する意見や改善点のフィードバックを得るためのアンケートを作成することも目標とされました。合宿を通じて、価値創造のプロセスを体験し、自分自身のアイデアをより明確にすることが目指されました。

■充実した合宿スケジュール 合宿は2024年8月1日から8月3日の日程で実施されました。

  • 8月1日(金): 価値創造ゼミの初日。生徒たちは、大学教授から直接、生徒たちのアイデアを実現するための最先端の研究について直々に教えてもらう機会を得ました。生徒たちが考える課題解決を実現するための必要な専門的な知見や技術に触れ、科学的な視点から自分たちのアイデアを深めました。

 

 

  • 8月2日(土): 生徒たちはイノベーションセンターのスペースを利用してアイデアを深め、それぞれのプロトタイプ作りを進めました。互いに協力し合いながら実施しておりました。合間には鹿児島大学のオープンキャンパスにも参加することができ、高校生活のちょっと先もイメージすることができました。

 

  • 8月3日(日): 合宿の最終日には、プロトタイプに対する意見やさらなるアイディアを周囲からもらうためのアンケート作りを実施しました。最初に社会調査に関する専門的知識を学びました。その後、生徒たちが作成した動画作品の鑑賞会が行われ、プロトタイプとしてストーリーが伝えられているかどうかを皆で確認すると共に、アンケートについては欲しい情報を引き出せるかについても全員で検討しました。

 

■参加生徒の声

合宿後に行われたアンケートでは、生徒たちから多くの学びや気づきについての声が寄せられました。

  • 「動画編集のやり方が身についた。相手にどのようにすれば伝わりやすいか、自分が何を伝えたいのかはっきりさせるのが難しかった。」
  • 「仲間と協力することが一番大切だということがわかりました。」
  • 「専門的に研究している先生のお話を聞くことができ、知識が広がった。アンケートを作成する時のポイントを知ることができ、実際に作ったものを先生方からのアドバイスでさらに良いものにできた。」

■今後の展望:地域に新しい価値を生み出す挑戦は続く

今回の合宿は、生徒たちが自らのアイデアを「形」にし、社会へ問いかける第一歩となりました。現在、生徒たちが取り組んでいるテーマは、酔っ払いのお迎えに革命を起こすサービス、子供の学習環境を整えるサービス、Aコープ駐車場の混雑を可視化するサービス、晴れの日の確率をあげるサービスなど多岐にわたります。

生徒たちは、この合宿で得た学びとフィードバックを基にアイデアを磨き上げ、実際に社会で運用される、またはその先を見据えた挑戦を続けていきます。この「価値創造ゼミ」の取り組みはまだ途中です。生徒たちが地域に新たな価値を生み出していく道のりを、引き続きご注目ください。