2025年6月30日

『第3回海洋教育魅力化セミナー』を開催しました

「島だちのチカラ」を育む「ゆんぬ学」の成果とその未来

2025年6月18日、与論町役場多目的ホールにて「第3回海洋教育魅力化セミナー」を開催しました。

町内外の教育関係者や行政職員、地域の方々、中高生、保護者など、多くの皆様にご参加いただき、「ゆんぬ学」与論町海洋教育の意義や可能性について理解を深める機会となりました。

当日は、「『ゆんぬ学』とは」、「小・中学校・高校での活動紹介」、「東京大学サイエンスキャンプ3期生活動報告」、「与論高校卒業生によるパネルディスカッション」を通して、ゆんぬ学を活かした学びのあり方や、子どもたちの豊かな成長につながる教育について意見を交わしました。

卒業生に「ゆんぬ学での探究活動が現在の自分にどんな影響を与えているか?」と尋ねたところ「地域と関わることで将来の目標を持つことができた」「他地域の高校生の探究に触れることで、自分の視野が広がり学ぶ意欲が高まった」「探究の経験が、今の行動力につながっている」など、多様で前向きな声が寄せられました。

参加者からは「ゆんぬ学の役割の重要性を再認識した」「与論の子どもたちの可能性がますます楽しみです」「地域と連携した海洋教育の可能性を感じた」「島だちをして外を知ったからこそ気づいた先輩たちの話をぜひ中高生全員に聞かせたい」といった声が寄せられました。

卒業生からは「ポートフォリオを作っておけばよかった」「先輩の探究のゴールを生かして、探究テーマを引き継げたらよかった」「発表して終わりではもったいない、実際に行動してみるべきだった」など、ゆんぬ学を経験した卒業生だからこそ生まれる、実感のこもった貴重な意見を聞くことができました。

「のびしろ」の視点からいただいた貴重なご意見は、今後の「ゆんぬ学」与論町の海洋教育をさらに深めていくうえで、大切なヒントとなるものです。これらをしっかりと受け止め、今後に活かしてまいります。